懐かしのPCゲーム & マルチメディアタイトル


Windows95が発売され、パソコンの普及に拍車がかかり始めた頃、
新しい地平を目指して、たくさんのゲームや「マルチメディアタイトル」が発売されたものです。
その頃のゲームやタイトルたちと動作環境を揃えています。

既に今のパソコンでは動かないものもあり、
「マルチメディアタイトル」なんて言葉もすっかり使われなくなりましたね。
デジタルなエンターテイメントはゲーム機、そしてiPhoneなどのスマートフォンに
表現の場を移してしまったのでしょう。
いっときフラッシュがこぞって作られてた時期もありましたが、
それも今ではもう下火なんですかね。。
引越し前にSofmapだのBicカメラだののPCソフト売り場行ってきた時には、
フラッシュの作成ソフトももうほとんど見当たりませんでした。
ゲームタイトル色々
CG技術ももはや映画やゲームになくてはならないものとなり、
実写と見分けの付かないほどリアルなものになりました。
しかしこうして黎明期のCG作品をみると
それはそれで懐かしい味を感じられたりもします。

あの頃、ちょっと新しい扉を開いたようなワクワク感、
ハイパーカードなどで自分自身の作品を生み出していたような手作り感、
そんな時代を振り返ってみて下さい。

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MYSTシリーズ

ミストシリーズ写真
最初に触ったパソコンは大学にあったWindows3.1、それでMYSTにハマりました。
友人と1週間くらい、寝不足になってまでやりましたw
他のゲームってほとんど興味湧かないんですが、これだけは私のパソコン経験のなかで切っても切れないほどの作品でした。
自分の初パソコンはマックでしたが、後になってMac版のMYSTを買ったものです。


OBSIDIAN(オブシディアン)

 オブシディアン パッケージ裏
ミストみたいなゲームやりたい!そう思ってチマチマと色んなゲーム/マルチメディア作品を買ってみるようになりました。
ミストとはちょっとセンスが異なりますが、これもCGによる不思議な世界のをいろいろ歩き回るゲームで、なかなか面白かったです。
音楽もなかなか良くて、テーマ曲などは7拍子という面白いものだったのですが、今あらためて見ると音楽はトーマス・ドルビーだったのかー。



TIME LAPSE(タイムゲート)

 タイムゲート パッケージ裏
これもCGの風景の中を歩き回るゲームなのですが、実際の世界の遺跡がテーマになっているのが面白いとこです。←わりと遺跡/廃墟ファン。
本物そのままじゃないんでしょうけど、雰囲気やら十分楽しめます。
アナザジなんて遺跡これで初めて知って、あとでアメリカの先史時代の遺跡も沢山あることを知りました。
(サーペント・マウンドとか面白いですよ。)
けっこう反射神経系のパズルというかミニゲームや、表示されるパターンを覚えて再現するみたいな知能指数系(?)のパズルも多くて、私にはちょっと苦手な面もありましたがCGで許せます。


INCARNATIA(インカーネイティア)

 インカーネイティア パッケージ裏
奇才?飯田なんたらが制作、ソニーエンターテイメントから発売された、当時ならではの意欲作(?)
ダリの絵をモチーフとしたCG世界、というのがウリでそこに期待して買ったのでしたが、あんま関係ないCG世界やミニゲームも沢山あって、個人的にはちょっと興味をそがれた部分もあります。
でも今でも時々思い出してあの世界の中に入ってみたくなります。
マグリットの世界とか作りたいなぁー。ひたすらその中をさまようようなの。


PINK GEAR(ピンクギア)

 ピンクギア パッケージ裏
これもまた違った感じのCG世界を楽しめます。
続編も出てたんだけど買えなかったよー。しくしく。




私はゲーム機というものを一切持ってないんですが、今のゲームソフトの中にもこうした感じのものってあるのかなぁ。。。。
それにしてもこうした古い目のパソコンゲームって、すでにサポートページもなかったり、メーカー自体が無くなっていたりで、なかなか困ったものですね。。。



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GADGET(ガジェット)

これも結構記憶しておられる方も多いのではないでしょうか。
パソコンソフト界の一大エポックだったような。。。
ゲームでもなくデジタル小説でもなく、といった感じなのですが、その後あんまりこういうスタイルはなかった気がします。
CGの評価も高かった作品ですね。
今の目で見るとリアルさとかパッと見では古さを感じるかもしれませんが、そろそろこういうのが「味」として楽しめるようになってきたのではないでしょうか。
そんなことはないか。。。


SINKHA(シンカ)

これも当時けっこう鳴り物入りだった気がします。
スタイルとしてはガジェットよりもさらに「CGを見せるデジタル小説」よりで、あんまりゲーム性とかインタラクティブ性はないですが。
ストーリーもイマイチ厚みというか物足りない気もしますが(爆)、当時の美麗なCGを堪能しましょう。


LULU(ルル)

これはいわゆるCGではなく、美しいペン画で描かれたデジタル絵本といった感じ。
当時こうした開拓的な試みも色々あったと思うんですが、結局あんまり広まらず、今では親の側ではDVDを与えることに取って代わられたのかな??
子供達は子供達で、ゲーム機のタイトルの中にこうしたものを求めているのかもしれません。
でも絵本は絵本で健在で、今も新しい面白い絵本が沢山出されているようですね。


植物楽器

これはゲームのほうに入れてもいいのかな?
実は最後までやり切ってないのですが、面白い作品世界だと思います。
ま内容もうろ覚えですが…(^^;;;;;
リアルで演奏して楽しめるともっといいかも知れないけど、マウスでポチポチやるインターフェースじゃちょっと無理がありますよね。。。


むる沖縄

沖縄で買った、ご当地CD-ROM。
なかなかこってりした沖縄紹介がされています。
お土産屋さんに結構こういうの沢山売ってて、沖縄やるなぁ、と当時思いました。
最近、どうなんですかね。


竜宮の扉

これも沖縄ご当地CD-ROM。
風景写真を楽しませる内容。


シンフォレスト作品

・シンフォレスト100選
・イバラードの旅
・KATAN DOLL
・ANATOMIC DOLL
など


はてしない緑

どんなのだったか内容がよく思い出せない(爆)
でも当時、こうしたマルチメディアタイトルをつくる「作家さん」がけっこういらっしゃって、色々実験的にCD-ROMが作られ販売されてたように思います。
それらは結局衰退していって、あんまり「パソコンで自分の作品を作る」という動向は廃れていった気がします。

あ、でもその後のフラッシュ作品のブームとか、そういうとこにいっちゃったのかな。
それも既に下火で、その後Youtubeやニコニコ動画なんかが隆盛でしたね。(それもちょっと落着いてきたかな??)
そういう流れだったとしても、インタラクティブ性というのは段々薄れて、動画というのは一方的な垂れ流しの形になっちゃいましたね。
そういう部分はゲーム機のタイトルのほうが担っちゃったんでしょうか?

でも考えようによってはニコ動などの「コメントのやり取り」というのが、より「生の」インタラクティブ性であって、人々はそれを求めてるのかも知れません。
あるいは自己表現にしても、マルティメディア作品やムービーを作る、までしなくても、ブログを書いたりmixiやフェイスブックでちょこちょこ気軽に書けることで割と済ませてしまえてるのかもしれませんね。


うーん、なんかこのページ作りながら、「マルチメディア」とはなんだったのか、と考えが巡ってしまいました…。


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HyperCard作品いろいろ(Mac雑誌の付録CD-ROMなど)


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